2026年3月、Cyclife Japanは設立2周年を迎えました。
東京を拠点とする当社の子会社は、Cyclifeグループの国際的成長戦略において重要な役割を担う存在へと着実に発展しています。
世界でも戦略的に極めて重要な原子力市場の一つに位置する日本において、Cyclife Japanは、EDFの廃止措置・廃棄物管理プロジェクト部門(DP2D)が2020年より開始した活動を基盤とし、解体、廃棄物管理、デジタルソリューションに関する実績ある専門知識を活用して、日本のエネルギー転換および将来の原子力ライフサイクルを支援しています。
日本は今後数十年にわたり、世界最大級かつ最も重要な廃止措置・解体(D&D)市場の一つです。
およそ60基の原子炉のうち、14基が再稼働している一方、27基が正式に廃止措置段階にあり、福島第一原子力発電所の全号機に加え、PWR、BWR、黒鉛炉、HWR、FBRといった多様な炉型設計が含まれています。
Cyclife Japan:ミッションと戦略的役割
フランス、スウェーデン、英国にあるCyclifeの施設の能力を活用し、当社は大型機器を欧州へ輸送して処理するサービスなど、実用的なソリューションの提供を目指しています
同時に、技術共有パートナーシップを通じて、将来的な国内施設の整備にも貢献していきます。グローバルな専門性とローカルな連携を融合することで、日本の原子力ライフサイクルおよびエネルギー転換を支援し、サーキュラーエコノミーの推進にも寄与していきます。
—— パトリック・デュペイラ氏(Cyclife Japan マネージングディレクター)
「この最初の2年間、私たちはパートナーとの連携強化に注力し、必要な支援の提供に取り組んできました。長期的な目標は明確です。Cyclifeの専門性が価値を創出するパートナーシップを構築するとともに、将来に向けた数多くの機会を引き続き探求していきます。」
日本:EDFグループにとって戦略的に重要な国
日本は世界有数の経済大国であり、民生用原子力分野における主要プレーヤーの一つです。世界的なエネルギー危機が深刻化する中で、脱炭素化と電力供給の安定確保に対する必要性はこれまで以上に高まっています。
この戦略は、2025年に承認された第7次エネルギー基本計画に基づく3つの柱の上に成り立っており、2040年の電源構成目標は以下の通りです:
- 再生可能エネルギー:40~50%
- 火力エネルギー:30~40%
- 原子力エネルギー:約20%
EDFは、日本における駐在員事務所および複数の子会社(EDFトレーディング、EDFパワーソリューションズ、フラマトム)を通じて、この動きを長年にわたり支援してきました。また、解体および廃棄物管理の課題に対応するために設立されたCyclife Japanも、その一翼を担っています。
さらに、2026年4月初旬に実施されたマクロン大統領の訪日を通じて、日仏間の民生用原子力分野における協力関係が再確認され、EDFグループはこのパートナーシップへの強いコミットメントを改めて示しました。